創業融資がおススメな理由
借金は成功のための燃料
経営者の方と話をしたり、テレビなどで経営者の話を聞いたりしたとき、よく聞かれるのが
「うちは無借金経営なのが自慢なんですよ」
とか
「うちは銀行さんの世話になるほど困ってないですね」
という言葉。「借金」というと一個人がギャンブルや夜遊びのために消費者金融からお金を借りるイメージがあって確かに良い印象はないですよね。これがビジネスというステージに移ったとしても無借金経営は素晴らしいことです。できることなら無借金経営でずっといきたいというのが理想かもしれません。
しかし、事業を行うにあたって自分で用意した資金だけでは足りないなんてことはよくあることです。私がこれまでに受けた相談者のケースで考えても自己資金で100%賄えることのほうがむしろ少ないといえます。自己資金だけでは足りないとなるとどうするのか?
答えはカンタン!お金を借りることを考えればいいんです!!
「でもお金を借りるのはなんか怖いし、返せるかどうか不安だなあ」という気持ちもわかります!そりゃ、ギャンブルや夜遊びのための借金でボロボロになっている姿を想像したらそうもなります。でも、みなさんが借りたいお金はギャンブルや夜遊びのためじゃないですよね?そうです、自分がやりたい事業のためのお金ですよね。何が何でも事業を起こして、成功したいという気持ちがあれば、借金しても返せるようにがんばるんじゃないでしょうか?
ビジネスにおいては借金は決して悪ではないんです。むしろ、ビジネスにおいては借金を怖がっていては成功までの時間が長くかかってしまうケースのほうが多いと思います。まずは、「借金=悪」という思い込みを無くし、借金は成功のための燃料だと思うことから始めましょう!
実績のない創業者がいちばん融資を受けやすい
一般的に融資を受けるには「実績」や「売上」などの信用力が必要とされています。しかし、創業者というのは開業準備中であったり、開業間もない方がほとんどなので、その信用力がありません。そのため、このような段階では民間の金融機関は相手をしてくれません(プロパー融資に限り)。理由は商売をしている以上、経営能力に疑問点が多い創業者にお金を貸して損をするのが怖いからです。しかし、それでは創業する会社や個人はなかなか出てこず、経済が活性化しませんよね。せっかくのすばらしい商品やサービスが世に出ず埋もれてしまうなんてこともありえます。
そこで登場するのが「国」や「地方自治体」です。国や地方自治体が、日本政策金融公庫のような公的金融機関を通じて創業者に対しても資金が回るようにしたのが創業融資という制度です。